成長発育を利用して口腔筋機能、舌機能を改善し口呼吸を鼻呼吸に促すことで『歯並び』を大幅に改善することができます。
口の周りにある口輪筋は顔面の筋(頬筋)へと続き、のどの筋(咽頭収縮筋)へと繋がります。 つまり、口の周りの機能が正常に働かないと咀嚼(食べること)、嚥下(飲み込むこと)の機能にも不備がおこってきます。 また、舌機能に問題が起こると唾液が粘りやすくなったり、嘔吐反射が起き易くなったり、鼾をかき易くもなったりします。鼻の機能にも影響します。口呼吸は虫歯、歯肉炎、歯周病を増悪させ免疫機能を低下させます。 |
治療前 |
1年後 |
この症例は口腔筋機能改善装置(シリコン性のマウスピース)を日中1時間程度と睡眠中に装着しました。そしてこれに加え若干の運動療法をしていただきました。 その結果、歯列の水平的な拡大、上顎下顎の前後的な関係、口腔の高さの増加を得ることができ、3次元的に発育を促すことができました。 |
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下の歯並びの動的変化 |
この機械で唇を閉じる力を測定します。口呼吸か鼻呼吸かの判断の一助になります。 |
このようにして唇の力を測ります。 |